シャンプー剤に於ける シリコン含有は
日々のサロンワークでお客様にいろいろ質問されることは多いです。
特に昨年あたりに多かったのは、シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーはどっちが良いの?って質問。
結果から言うと どっちが悪いってことはないんです。
あなたの髪の毛状況には どちらが適しているのかって事です。
ではまず、なんでわざわざシャンプーに ジメチコンを代表とするシリコン誘導体(以下シリコン)を入れているのかって話なんですけど、
世の中にはシリコンは良くないと過剰に反応されている方も多いですが、メーカーさんも水溶性の害のないシリコンを使っていらっしゃるので そこまで悪いものではありません。
シリコンをシャンプーに入れると、シャンプー時の指通りが変わります。
縮毛矯正や各種パーマ、カラー等でオシャレに気遣う女性は髪の傷みも堪えません。
他にも、冬の外気や夏のエアコンによる乾燥、ブラシや櫛でガシガシやっての刺激、逆毛、ドライヤーの当てすぎによる物理的刺激などなど。
毛先が傷んで枝毛ができると どんどん裂けて傷みが進行してしまうわけですが、そのような傷んだ髪をノンシリコンシャンプーであまりにガシガシ洗ってしまうと 毛と毛と指が引っ掛かり、毛先が切れたり裂けたりで悪循環。
そこでいいのがシリコンシャンプーです。
今の時代、毛先が傷んでいる女性の方が多いので、市販されているシャンプーは、「これはノンシリコンシャンプーです!」と謳っていない限り、大抵はいくらかシリコンは入っていると言っていいでしょう。
トリートメントやコンディショナーなどにはさまざまな油分の他に シリコンも多く入っているものが多いため、つけるとキシみが取れますよね?
しかしシリコンは害は無くとも 多少なりとも頭皮を覆ってしまうのも事実。
なので健康毛のショートの女性であるとか、ましてや短髪の男性とか。「毛先がひっかかってひっかかって、もう大変!!」って人以外はシリコンさんの助けは必要ありません。
そういう方はノンシリコンシャンプーや頭皮用のスキャルプシャンプーなどでさっぱりときれいに頭皮や毛穴を洗いあげましょう。
毛先のパサツキが気になるなら、シリコン入りの普通のトリートメントを毛先だけに。
乾燥で頭皮がかゆい方は、頭皮用のスキャルプコンディショナーで頭皮の油分調整をしましょう。(※あまりに痒みがひどい時や、湿疹ができていれば、病院に行きましょう。)
コンディショナーのボトルの裏面に「頭皮用」とか、「スキャルプ」とか書いてあれば、それにはシリコンは含有していないはずなので、頭皮に直接つけてマッサージしましょう。
間違っても、頭皮用じゃないコンディショナーやトリートメントは男性も女性も頭皮には決してつけないでくださいね。
日頃のサロンワークでも、頭皮につけすぎて頭皮がギットギトになって、フケやにおいがひどい方(特に多毛の女性とか)多いので。。。
もうひとつ。シャンプーはしっかりお湯で流しましょう。
洗浄剤なので 頭皮に残って良いことはありません。
毛先だけにつけたトリートメントやコンディショナーは少ーしヌルッとするくらい残ってても大丈夫。
むしろ流しすぎたらまたキシんでしまいますからね。
ちなみにタクローは、普通のショートカットなので、頭皮用のシャンプーとコンディショナー、お風呂上がりには頭皮用の化粧水で水分補給と、お気に入りのスキャルプトニックで日々マッサージしています。
マッサージのしかたは?とか、コンディショナーとトリートメントの違いは??とか他にもいっぱい話したいことありますが、その話はまた今度。